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福島県浪江町支援活動

ワーキンググループ委員長挨拶


浪江町復興支援
プロジェクトワーキンググループ
委員長 床次 眞司
(被ばく医療総合研究所 放射線物理学部門教授)

 福島で起こった原発事故当時多くの浪江町の住民の方々が避難していた場所に,放射性プルームが到来したことが後になってわかり,町民が大きな不安を抱えてしまいました。また,政府がSPEEDIを使って1歳児の甲状腺被ばく線量を推定したところ,保守的な評価ではありましたが,高い数値となりました。そこで,2011年4月に弘前大学は浪江町に入り,町民の甲状腺被ばくの調査を行いました。その後,弘前大学が実測値で示したデータは社会的にも国際的にも高い評価を得て,事故直後の被ばくの実態を解明する一助となりました。これを機に弘前大学と浪江町は接点を持つようになり,今後長期的に取り組むべき課題を共有して町の復興支援に役立てるよう,本学の放射線安全機構のもとに,浪江町復興支援プロジェクトを立ち上げ,ワーキンググループを発足し活動を開始しました。本学は今後も浪江町が再生できるよう支援活動を続けて参ります。引き続き皆様のご理解とご協力をお願いいたします。

福島県浪江町復興支援プロジェクトの概要

 弘前大学は平成23年9月29日,東京電力福島第一原子力発電所の事故により町内の約半分が警戒区域に指定され,町民のほとんどが避難を余儀なくされている福島県浪江町と連携に関する協定を締結しました。協定では,本学と浪江町が相互の密接な連携と協力により,地域の課題に迅速かつ適切に対応し,活力ある個性豊かな地域社会の形成と発展に寄与することを目的としています。
 協定締結後の10月14日,本学は「福島県浪江町復興支援プロジェクト」を設置し,次の支援内容を町に提案し,これに基づき様々な支援活動を行っています。
 ①町の再生・復興:放射性物質の除染,再生エネルギーの創出と利用等
 ②町民の安心・安全:健康相談,環境放射線モニタリング支援等
 ③科学的知見の集積:放射性核種の移行評価等
 その後,平成24年8月1日に,浪江町津島地区の土地・建物を借り上げ,「弘前大学浪江町復興支援施設」を設置,平成25年7月1日には,浪江町役場二本松事務所内に「弘前大学浪江町復興支援室」を設置して,活動内容を充実・継続してきました。
 平成29年3月31日に,浪江町の一部が避難指示解除となり,浪江町役場の機能が浪江町内の本庁舎に戻りました。これに伴い,「弘前大学浪江町復興支援室」を本庁舎に移転させ,二本松事務所には新たに「分室」を設置して,支援活動を継続しています。

協定調印式 浪江町役場職員研修会

支援活動の内容

①町の再生・復興
  • ・除染植物:ネピアグラスによる除染実証試験
  • ・津波被災農地の土壌塩分モニタリング調査
②町民の安心・安全
  • ・健康調査,健康相談支援
  • ・放射線に関しての講師等派遣
  • ・浪江町民からの放射線に関するQ&A作成への協力
  • ・町民の被ばく管理に関するアドバイス
  • ・初期被ばく実態解明のための染色体解析
  • ・浪江町内の環境モニタリング支援
  • ・健康づくり支援
③科学的知見の集積
  • ・放射線による野生動物への生体影響調査(東北大学等との共同研究)
  • ・森林生態系での放射性物質の移行調査(早稲田大学との共同研究)
  • ・河川流域試料の核種分析,汚染物質の分布状況,汚染土壌流出の影響等を評価
アカネズミの捕獲 職員への健康相談
河川での試料採取 空間線量測定


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